9月20日
悔やんでも悔やみきれない大量死事件を起こしてしまいました。
キアゲハの幼虫が大好きでパセリを植えているという記事はこちら。
これは、その続きとなるお話です。
9月、大量の幼虫がパセリに群がり、あれよあれよという間に葉を食い尽くしてしまいました。
そこですぐにスーパーで2束のパセリを買ってきて、良く洗ってイモたちに与えました。ところが、ほとんどの子が死んでしまったのです。
その際の写真は撮ってありますが、ここには載せたくありません。それほど衝撃的で悲しいできごとでした。
思い出すたび、本当に申し訳ないことをしてしまったと悔やむばかり。そして、残留農薬の恐ろしさを実感したのでした。虫食いの痕ひとつない綺麗な野菜って、そういうことなのね・・・と思わざるを得ません。
11月2日
食い尽くされ丸坊主になったパセリに、わずかながらも葉が生え始めた11月。もうキアゲハの産卵はないだろうと思っていたら、一匹の幼虫の姿を発見(赤マルで囲った所です)。
うお、葉がほとんどないのにどうしよう!!
葉がほとんどない茎にしがみつくいたいけなその姿に、これはなんとか助けてあげなければ・・・という気持ちになりました。
よく見ると体に張りがなく、ところどころヘコんでシワシワです。といっても、私が観察してそう気づいたことではありません。
困り果てて「Yahoo知恵袋」で質問した際、回答を寄せて下さった方が「危険です! 栄養不足でしょう」とご指摘くださってわかったことなんです。
私はそういうことにまったく気づかず、「このまま餌がなくなったら諦めて蛹化するのでは」などと甘く考えていました。
回答して下さった方によると、このままでは無事に蛹化できないかもしれないとのこと。ところが我が家にはもうパセリがありません。といってスーパーのものも与えられないし・・・。
知恵袋に「無農薬のパセリがない」と書いたら、「とりあえず暖かい室内に入れて、良く洗って薄くスライスした人参を与えてみて」というアドバイスを受け、すぐに良く洗ったニンジンを薄くスライスしてイモちゃんにあげてみました。
が、すぐには食べてくれません。次に、ニンジンを摺りおろして水で溶いたニンジン汁を与えるようにというアドバイスをいただき、さっそく実行。
顔をつけて強制的に吸わせてみましたが、実際に吸ったかどうかはわかりません。
でも、知恵袋で回答して下さった親切な方が無農薬のパセリを送って下さることになり、心からありがたく、パセリが到着するまでなんとかもってほしいと願うばかりでした。
次の日の午前中、パセリが届きました。
知恵袋で回答を寄せて下さった方が善意で送って下さったパセリ。さっそくイモちゃんを乗せてあげました。
すると、昨日はすぐに食べなかったニンジンにしがみついて離れないイモちゃん。ニンジンごとパセリの上に乗せたところ、黙々とニンジンを食べ続けるイモちゃん。もう可愛くてたまりません。
しばらくするとようやく足元にパセリがあることに気づいたか、ようやく食べ始めました。
昨日のニンジンが良かったのでしょう、心なしか体つきもふっくらとしてきたように思えます。
11月2日
パセリが届いてから2日が経ちました。イモちゃんはまだまだ蛹化せず、ひたすらパセリを食べ続けています。
ときおりガラスケースの側面にへばりつくことがあり、いよいよ蛹化か!? と思っていると、再びパセリをムシャムシャ。
またガラス面にへばりつき、しばらくするとパセリに戻る・・・ということを何度か繰り返しています。
飢餓状態だったときは指でつまむとブヨブヨと張りのない体だったのに、かなりパンパンに近い体つきとなってきました。
11月8日
パセリの鉢にくっついて、これはいよいよ蛹化への準備に違いありません。
でも、これでもうあのプックリとした可愛い姿が見られなくなるのかと思うと、ちょっぴり寂しいです。
11月9日
11月10日
知恵袋にSOSを出してから8日も経っていました。どれだけ飢餓状態だったんねん。という感じですね。
ひもじい思いをさせてしまってごめんよイモちゃん。
そして、無農薬パセリを送ってくださった回答者様、本当にありがとうございました。