11月10日
鮮やかなオレンジ色の蝶がダリアの葉の上で羽を休めていました。
そっと近づいてカメラで撮影し始めると、さっと飛び立ち、そのままいなくなってしまいました。
この素早さ、絶対にツマグロヒョウモンじゃない!と確信させてくれる動きでした。
ツマグロヒョウモンは警戒心が薄く、レンズがぶつかるくらい接写してもあまり動じない蝶なんです。以前、私の手の上に乗ってきてストローで皮膚を刺そうとしたこともあるくらいで、その警戒心のなさは蝶界屈指と言えるかもしれません。
だから、カメラで3枚しか撮影できないほどの素早さで飛び去り、そのまま戻ってこなかったあの蝶は、どう考えてもツマグロヒョウモンとは考えられません。
後で画像を確認してみたら、どうやらキタテハのようです。
美しいオレンジ色が印象的ですね。
翌日、またやってきて、ブッドレアの蜜を吸っていました。
羽の模様から、たぶん同じ子です。
今度はお食事中ということもあってか、かなり接近を許してくれました。
羽の切れ込みのカーブがすごく魅力的。
幼虫はカナムグラ(クワ科の)を食草とするそうで、冬は成虫で越冬するとのこと。
また戻ってきてほしいなぁ。