ガーデニング

クリスマスローズ

プリマドレス

濃いピンク色のプリマドレス(横山園芸作出)。これを買った時は「クリスマスローズは多弁咲きに限る!」と思っていた時期なので、一年ぶりに見ると驚くほどの超多弁咲きです。去年の今頃はこんな派手なのが好きだったんだな~としみじみ思います。

こちらは薄い色あいのプリマドレス。上の超多弁咲きと同じ品種とは思えないくらい雰囲気が違いますね。これはこれで好きですが。

どうして安くもないプリマドレスを2つも買ってしまったのだろうかと記憶を辿ってみると、昨年1月に「サカタのタネ」ガーデンセンター横浜でクリスマスローズフェアが開かれたので行ってみたところ、ホームページに掲載されていたお気に入りの子はもうなくて、残っていた2つのどちらにしようか迷いに迷い、結局どちらも買ってしまったといういきさつがあるのです。
←これが目星をつけていたプリマドレス。中心のパープルから淡いピンクへのグラデーションが美しくて今でも憧れます。確かに2つのプリマドレスを足して2で割ったような雰囲気なんですが・・・。この子が残っていれば2個も買わなくて済んだのに(涙)。

フルール・ド・ノエル・ピンクダブル

さて、月日は流れ、樋口尚貴氏が育種したニゲルの早咲き系「フルール・ド・ノエル」を購入。
実は当初は「バーブームシフラ」を買おうと思って出かけたのですが、実際に見てみるとネットの写真とはずいぶんイメージが違う。とりあえず買い物カゴに入れたものの、隣の台にあったこのフルール・ド・ノエル・ピンクダブルを見てしまったら一目惚れ。バーブームシフラをそっと元の台に戻したというわけ。
バーブームシフラよりずっと高かったけど、このアプリコットピンクに胸を射貫かれたという感じです。ズキュン。
プリマドレスのような超多弁は花が重たくて下を向いてしまいがちですが、こういう一重に近いシンプルな品種はすっきり前を向いていて、そういうところも惹かれてしまいますね。本当に可愛い♡
クリスマスローズはまさに「一期一会」。フルール・ド・ノエル・ピンクダブルを通販サイトで見ると白から薄ピンクが多く、私が買ったようなアプリコットはありませんでした。気に入った株を見つけたら自分に「一期一会だからね!」と言いきかせて買うしかありませんね。このノエルちゃん、すっごいお気に入りとなりました。
にしても、一年経つとずいぶん好みが変わってくるんですね。フリフリの超多弁にうっとりしていた私はもはや過去の人。

ピンクニゲル

お高いフルール・ド・ノエル・ピンクダブルを買ったにも関わらず、私のクリスマスローズ熱は冷めやらず・・・というか、一緒に買おうかどうか悩んだ広瀬農園の「ピンクニゲル」のことが一晩中頭から離れず、翌日買い求めに出かけてしまいました。
クリスマスローズはやっぱり一期一会だよね、うん。

ピンク フロスト

ホームセンターで買った「HGC ピンクフロスト」。エリックスミシーの原種間交配種(ニゲル × リビダス × アーグチフォリウス)で生まれたクリスマスローズです。種子からではなく、組織培養により株分けしたものだそう。

これはどうしても庭植えにして大株にしたいと思ったので、レンガで囲って髙植えぎみにしました。

クリスマスローズとは

 「ローズ」とついていますが、クリスマスローズはバラ科の植物ではありません。キンポウゲ科ヘレボルス属で、クレマチスやアネモネの仲間です。
 もともとイギリスで「クリスマスの頃に咲き始めるバラのような花」という意味でつけられた名前で、本来は「ヘレボルス・ニゲル」という原種を指します。
 日本ではヘレボルス・オリエンタリスを含むヘレボルス属全体をクリスマスローズという名で呼びますが、多くはクリスマスの頃には開花しません。我が家の場合は1月下旬につぼみが見え始め、2月中旬から咲き始めます。


 クリスマスローズは19世紀後半のヨーロッパで観賞用の品種改良が始まり、ヘレボルス・オリエンタリスを用いた交配種が多く作出されました。
 1971年、ユーゴスラビア(現在のモンテネグロ)でヘレボルス・トルカータスの八重咲きが発見され、小輪多花の八重咲き種が作出されました。これを機に日本でも品種改良が進み、ダブル花が生み出されました。


 クリスマスローズは寒さには強い植物です。しかし、いかに寒さに強いとはいえ、購入したての株を厳寒期の低温にさらすのは危険です。
 というのも、店頭に並んだばかりのクリスマスローズは暖かいハウス育ち。生産業者は本来の開花時期より早い1~2月に店頭に並ばせるため、夏から秋に標高の高い場所にクリスマスローズを移します。そこで低温を体感させて花芽を持たせるという作業を行い、その後、自身のハウスに移動させて暖かい場所で開花させるという管理をしているわけです。
 クリスマスローズがもっとも出回る12月~2月は暖地でも夜間から朝にかけて氷点下となる日があり、この低温にさらされたクリスマスローズは細胞の凍結を防ぐため水分を放出して萎れてしまう場合があるのです。日差しが出て気温が上がると元の姿に戻りますが、水切れと勘違いして大量の水やりをしないよう注意が必要です。
 なので買ったばかりの開花株は、最低気温が0℃以下の低温や霜に当てないよう暖房のきいていない室内に取りこむか、不織布で覆って防寒するなどした方がいいでしょう。
 植えつけたり植え替えたりする時期も、暖かくなってきた3月中旬が適期です。


 また、クリスマスローズは日本の高温多湿な気候が苦手です。午前中は日が当たり、午後は木漏れ日程度の半日陰になる風通しの良い場所に置くのが理想です。その際、地面やコンクリートの上に直接置くのではなく、風通しの良い台の上で育てるようにします。
 葉っぱの気孔は午前中に開き、水分を蒸散しながら活発に光合成を行い、気温が上がる午後には閉じて休みます。
 光合成には光だけでなく水も必要なので、できるだけ早朝に水やりを行いましょう。


 日本では夏に半休眠して秋になると新しい葉芽を出しますが、ヨーロッパなどの原生地では休眠しないそうです。
 10月に置き肥しましょう。

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