ガーデニング

ポピー ‘アメイジング グレイ’(2022年)

 朝、庭の水やりをしていたら、ポピーの「アメージング グレイ」が咲いているのを見つけ、思わず「おお~!?」と驚き半分の歓声をあげてしまいました。なぜ驚いたのかは後ほど説明しますが・・・。 
 その変わった花色にも驚き。グレーがかった紫というのか、紫がかったグレーというのか。まさにアメイジング。

 

 このポピー’アメイジング グレイ’は英国のJohnsons Seeds社が販売しているケシ科シャーレイポピーの一種。シャーレイポピーは一年草で、別名「ヒナゲシ」「虞美人草」としても知られています。
 ヒナゲシと聞くと、私世代はやっぱりアグネス・チャンですね(年がバレます)。色はピンクのイメージ。
 が、虞美人草というと、これは赤のイメージですね。お互いまったくイメージの異なるヒナゲシと虞美人草が同じ花と知って、ちょっと意外な感じがします。

 シャーレイポピーは高温多湿には弱く半日陰を好むそうです。タグには「耐寒性:中、耐暑性:強」と書いてありますが、これ逆じゃないだろうか。
 いずれにしても5月いっぱいはこのまま陽にあてて育て、梅雨入りしたら玄関前の屋根下に置き、梅雨明け後は半日陰で育てていこうと思います。

 で、どうして驚いたかというと、これが予想していなかった開花だったから。昨日はつぼみの一部に紫色の花びらがかすかに見える程度だったので、まさか今朝咲いているとは思ってなかったのです。その開花スピードもアメイジングです。
 というか シャーレイポピーはこれが普通なんだろうか。育てるのが初めてなので、よくわからないんですよね。

 つぼみの成長の仕方も興味深いです。
 最初のうち、つぼみは上を向いています。私はてっきり、このまま咲くんだろうと思っていました。
 ところが、つぼみを付けた茎がするすると伸びていったかと思うと、つぼみは下を向いてうなだれてしまいました。水切れか? 調子が悪いのか? と心配すること数日。
 うつむいていたつぼみが何を思ったか、いきなり上を向いて。
 紫の花びらが垣間見えると思ったら、次の日いきなり開花。
 下を向いたり上を向いたり忙しいこと。何もかもが新鮮で楽しいシャーレイポピーです。
 加えて、なんとも表現できないグラデーション、あえて言うなら鉛色から紫へと変化していく濃淡の妙。そして紙をくしゃくしゃにしたみたいな花びら。こんな素敵な花が9月まで毎日楽しめるなんて最高じゃないですか。ずっと咲かせられるよう頑張って育てたいと思います。

5月8日

 2輪目、咲きました。

 写真下に映っているのが昨日咲いた花、上が今日咲いた花です。
 本当に見れば見るほど美しく、いつまでも見ていたいほど麗しいアメイジング グレイ。

5月11日

 今日3つめのアメイジンググレイ(左)が咲きました。右側が2つ目の花。その2つの花に挟まれて隠れ気味の花が1番目のコです。
 花持ちは意外と悪いみたい。まぁ次々とつぼみが上がってくるからいいとするか。
 タネをとりたいので、花柄はこのままにしておきます。

5月23日

 下端が枯れて新しい葉も出なくなり、かなり瀕死の状態です。メネデールを与えましたが、このあと27日には完全に枯れてしまいました。種は取れませんでした。

 めったにない花色で素晴らしい花でしたが、あっという間に終わってしまいました。花を楽しめたのはわずか2週間ちょっとと短かった。
 アメイジンググレイを育てた人のブログを探してみたところ、4月25日から開花し、5月下旬には終わりのよう。その方は前年から種まきで育てていました。苗を買ってきた私より2週間は長く花を楽しめたことになります。
 これはもう種まきから始めるしかありませんね。そして、来年への育苗の課題として次の3項目をまとめました。

①水はけを良くするため山野草用の用土に植える
②雨にあてないようにする
③あまり強い日差しに当てないようにして半日陰にする

 イギリスだったらもっと長く楽しめたのにと思うと、かなり残念。日本はポピーやバラを楽しむには雨が多すぎますね。
 イギリスに移住してミス・マープルみたいな家でガーデニング三昧したいと思う今日この頃。

2023年4月22日

 苗を購入して植木鉢で栽培していたアメイジング・グレイが咲きました。
 昨年の花は全体にグレーがかった色合いが印象的でしたが、今年の花は紫みが強いです。
 咲いているのを見た瞬間、昨年同様「おおっ」という声が漏れてしまいました。
 花びらの端が炭のような色合いで、焦げたみたいな感じは写真より実際に見た方が強く見えます。

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